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求めることと見ること


写真は非常にわかりやすいものである。 撮影者が向かっていけば世界も向かってくる。 撮影者が逃げていれば世界も逃げていく。 自ら求めなければ何ももたらされない。 長年撮り続けたからといってご褒美に何かが見えてくるわけでもない。 時間の積み重ねなど何の役にもたたないのだ。 見ようとしないものは永遠に見えないままだろう。 見ようと望めば世界はそのように変容し立ち現れてくる。


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