視点ということ
視点を持つか持たないかで写真も変わってくる。
一枚目は、ひとり唐揚げをほうばるお父さんと家族との関係に視点を向けている。
二枚目はとりたてて視点もなく漫然と街の様子を撮っている。
写真について語りなさいと言われれば、一枚目の方が語れるだろう。
二枚目はボツ対象w。
物質的に形のない想念などは写真に写らないのだが、
撮影者が被写体に向けた意識や想念は、
被写体の姿形を借りて写真の上に反映し投影されるのだ。
何かに惹かれて撮ることは大事なことだ。
漠然と撮ると、実に正直に漠然とした写真になる。